8月, つぶやく:純粋な贈り物

夜に窓を開けると青い草の匂いがした。
そんなに遠くないところに、大量に刈った草が積まれているに違いない。
今夜その草の上で野良猫が眠るのだろうか。
外から帰ってきた猫のダブちゃんも草の匂いがする。

現実をコントロールすることが重要だと思っている時にはなかなか気づくことができなかったけれど、今すごく大事だと思っていること。

暑い昼間に締め切っていた窓を、暗くなるのを待ち望んでワクワクして開ける。
暑い1日の終わりに潤いを運ぶ冷たい風。
仕事でうまくいかなかった日の傷ついた心と細胞を再生へと誘う清らかな風。
大好きな人に酷い事を言ってしまった日には癒しの風。

この窓が風穴となって流れ込むに任せる自然の贈り物は、私が窓を開けるという行為があるだけで他には何もしていない。
畑で野菜を作るのも、種を蒔く、草を刈るという行為があるだけで自然のサイクルに任せる。
私が何もしない時、勝手に起きることが、すごく大事なことだったりする。
いつだって起きていたことなのに、私が受け取らなかっただけ。
「心を開く」とは、窓を開けるのと同じなのかも知れない。
何かを受け取ろうと画策しなくていい。
そして流れ込むに任せること。

冷たい空気が室内に流れ込む時に感じる純粋な贈り物を受け取る。

ありがとう、と言ってもいいし、
嬉しい、と言ってもいいし、
気持ちいい、と言ってもいいし、
生き返った、と言ってもいい。
しあわせ、と言ってもいい。

純粋な贈り物の送り主は、私たちが本当に望んでいるものを知っている。

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