今日の夕食はカレー。
カレーの日は午前中に作って寝かしておくから、夕方に空いた時間ができる。
私にとって夕方の1時間半は何をするにも中途半端になるので、
読みかけの本とナッツと穀物コーヒーの3点セットをお供に過ごすことが多い。
でも本は置いたまま、コーヒーは冷めるほどに庭を眺めてボーッとしている。
雷が来る前ぶれのように外が薄暗い夕方。
うっそうとした庭の暗闇の中で、雑草たちが雨露でテカテカしているのを眺めていたら、娘から電話があってひとしきり話をした。
その後で、いろんなことが心を巡り始めて・・・
とうの昔に忘れていたうれしくて泣いた記憶がよみがえってきた。
それは私が愛を受け取った時だった。
愛なんていらないという人、愛を受け取るに値しないと思っている人、そんな人が多いけれど、この世の誰ひとりとして愛ではない人はいないと強く感じた。
ふと、何かの本に「うれし涙」を使った料理本があったはずだと、すぐにでも読みたくなって探し始めた。
あった、ありました!
カノウユミコさんの「やさいのかみさま」、
レシピ本ですが、使う材料は書いてあっても分量は書いてないのでたくましい想像力で味覚を刺激して心と脳で食べるレシピ本といった感じ、私はこの手の本が大好き。
…………「奇跡を起こすうれし涙のスープ」………
うれし涙・・・その一滴は、この世界のどんな素晴らしい調味料よりも、パワフルで、食べた人に奇跡を起こすこと間違いなし。
ただし、ぜったいに自分だけの秘密にすること。
材料:うれし涙、ウオッカ、精製水、好みのスープ
1.好みのスープを作る。
2.うれし涙を一滴落として仕上げる。
スープを作った時にうれし涙がこぼれたらよいが、そううまくいかない時のために、うれし涙を保存しておく・・・・
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