家を高床式にして、その下を室(ムロ)として使っている。
野菜や漬物を保管しておくことができる天然の冷蔵庫。
入るとしっとりとした湿度、味噌や漬物の匂いがしている。
昼間でも薄暗く、電気をつけないと見えない。
室は深さんが整理してくれているので、いつ行っても何かしらの野菜がある。
これまで、室の存在を意識したことはないけれど今頃になって、これから一番大切な場所になるかも知れない予感。
暮らしは人それぞれで、中心になる発想や哲学や、センス、好みによって衣食住が構築されていく。
私は音楽というクリエイティブな活動が中心にあって、そこから発生するアイデアや好みと、子供の頃からの価値観が合わさった時を長い間過ごしてきた。
それが変化し始めたのはマクロビオティックを始めたこと。
どうしても陰陽の魔法のメガネが欲しくなった。
そのメガネで見た庭の木々、畑の風景、ガラクタだと思っていた材木、土、そして室の存在が、なぜ代々継がれてきたのか、理由がわかった気がした。
コロナの自粛生活に入って、
世界中の、日本の状況を知るほど、コロナが教えてくれたことは大きい。
私が学んだことは決して新しいことではなくて、古くから伝えられてきたこと。
古くから伝えられてきたことを、戦後になって伝える人が少なくなり・・・と同時に判断力をなくした欧米化された人たちが多く膨れ上がっていったのだと思う。欧米化が悪いとは言わないけれど、少なくとも食に関しては間違っている。
これまでも先人たちが、何度も言ってきたことではあるけれども・・・残念だけど低い判断力ではわかるはずもない。
コロナウイルスは、そもそもどの時点で判断を間違えたのかと言えば、政府の政策でもなければマスコミでもない。食べ物に対しての判断力を育んでこれなかったからだと、私は思う。

マクロビオティックで陰陽を身につけた時、家の庭になぜこの木が植えられているのか、古びた室をなぜ壊さなかったか、なぜ廃材が蓄えられているのか、その意味が見えてくる。会ったことも話したこともない先人が伝えてきた真意は陰陽で見るとよくわかる。素晴らしい先人の判断力が冴えわたった家の風景に驚く。

今朝のごはん。
オートミールとかぼちゃの粥

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