夏越の祓

今年も半分が過ぎて明日から7月。
6月の終わり、kenは椿大神社で支部総会。
私は洗車したり、
家の中のすす払いなどの大掃除担当。
年末の大掃除と同等に夏越しも掃除をする。
梅雨の季節、家だけでなく体も心も頭の中も整理するのにいい。
ただ、私は自分の限界がよくわからないので、
休み休みやるということができない。
あれもこれもと24時間に詰め込みすぎて
疲れた、と感じた時には限界にきているパターンが多い。
思うにストイックなところもあるので、
適当にやって丁度、そういう感覚を身につけていこうと思う。
アンテナが察知する情報の海に溺れないように。

家の掃除=祓いという認識なので、
ホコリとか油汚れはともかく、
淀んでいるう場所はすぐにピンとくる。
あれっ、という感覚。
淀んでいるところ=意識しなくなったところで、
「目線という祓い」ができていない場所。

Continue Reading

ツイてた二十代

二十歳前後の私は人生の中でいろんなツキを与えられていて、
「学ぶ」「頑張る」から一番遠くにあるシンプルに夢中になれることで溢れていた。
チャンスと挑戦の組み合わせが制限だと、のちにホロスコープで知った。
好きな音楽なら臆せず踊ったり、歌ったり、感動すれば泣いたり。
いつも笑顔だったなぁ、嫌なこともすぐ忘れた。
叱られたことはあっても、自分が何に怒ったかは覚えていない。

自分が感じている夢中になることの半分は音楽じゃないものだった。
その喜びの半分の、すっかり記憶から落としていたものの中から、
夢中になれるものを探す旅を始めたのはちょうどマクロビオティックを始めた頃で、
五感に関わることに興味がある。肌に触れるものの感触、香り、整った部屋など。
音楽が際立っていたけど、
誰かの許可や、お墨付きや、賞賛やご褒美も必要としない時代があった。

マクロビオティックを始めて9年を過ぎた。
途中で横道にそれるたびに落第の印を自分に押して、
「ダメなやつ」だと自分をひどく罵ったなぁ。
でも今言えることは、
「私は自然に従う」と決めれば、
紆余曲折を経て細胞は勝手にそのように準備をしていく。
人生に大きな影響を与えていたことに気がつく時がやってくる。
紆余曲折はその人のオリジナルなので、
人生も自分のオリジナルなドラマだと思って天にゆだねてしまえ。
横道も獣道も落第点も自然の一部とくくってしまえば間違いはない。
自然はあまりにも自然すぎて、いい悪いの区別もない。

Continue Reading

笑って済ませる努力

あれほど、草と戦わないと決めたのに、
雨上がりの畑を見て焦ってしまった。
た、タイヘンなことになってしまった、と焦った。
スモウトリと呼ばれる生命力半端ない、繁殖力半端ない草が大地を抱え込むように根を張り、さらに茎を四方に伸ばして、さらにさらに穂を出しはじめた。
しかしそれは想定内。
想定外は前に刈ったはずのスモウトリが根を張って何もなかったように茎を伸ばし始めていること。
強い、強い、強すぎる・・・
朝ごはん抜いてでもやっつけなきゃと思って、ふぅふぅ息しながら1時間半。

気がつけば私は戦ってしまった。

落ち着け、草は敵にしたら勝算はない。
落ち着け、落ち着け、落ち着け。
「スモウトリは強いのだね、そうかそうか、根っこを上にして土の上に置いていかなきゃいけない草だったんだね、なるほど、あー勉強になった、ハハハっ」
って、これは笑って済ますことなんだ。

Continue Reading

蚊取り線香の煙漂う夜

ピアスホールが金属アレルギーで膿み出した。
猫アレルギーで目の回りは赤くなって、知らぬ間に引っかき傷。
蚊に刺されたらアレルギー起こすので、
早めに蚊取り線香を焚く。

こんな日の昼間は、
オザケンのラブリー♪を聴いて異次元逃避に限る。不快な感覚を麻痺させる。
夜なら悲しくてやりきれない♪を歌うのもいい。
今日はワインじゃない、焼酎。
自分の出生時ホロスコープを見て、新しい発見を見つけるのもいい。
土星は嫌われるけど、
私の人生は土星の影響が大きいのだから、
土星を味方にしてやるっ、キーッとなってみるのもいい。

蚊取り線香の煙が目にしみる。

Continue Reading

小鉢の宇宙

丸いお盆に丸い小鉢で円を描いて並べるお膳が好き。
宇宙の惑星図にも見えるし、
ホロスコープのようにも見える。

ワンプレート料理は開放的な盛り付けだけど、
逆に小鉢に分ける盛り付けは、食べることに集中できる盛り付け。
でも不思議。
小鉢を円を描くように並べると、
ワンプレートよりも開放感が広がって宇宙的になる。
野菜のエネルギーが遠くどこまでも広がっていくような気がする。

歌を作るのは凝縮した世界観のために引き算をして、
言葉×言葉を繰り返していく。
原始転換が起きればしめたもの。
料理はすでに流れているメロディーに、
野菜丸ごとを足し算も引き算もなく、
そのままで完成されたものとして調和へのプロセスを私が握る。
道具は調和のために作り出されたもの。
作る人は創造性とチャレンジ精神に動かされてワクワクする。

溢れるほどの自分の内側の思いを凝縮させるプロセスはエネルギーを使う。
逆に完成されたものは調和をすでに知っているので、教えてくれる。

私が料理が好きなのは、穀物の丸くてかわいい形✌️
種への畏敬の念、土が生産する野菜の有難さを根底に、
足し算も引き算もなく、
凝縮させることもなく、掛け算もない。
あるがままだからこそ、調和へ向かう。

Continue Reading

パセリの花とベリーの季節

6月の雨を期待してすでに3日。
パラパラと降るだけで土が湿ったようにはなってこない。

2年目のパセリが花を咲かせた。
今年は種を収穫して蒔くことになりそう。
パセリは2年で枯れるらしいけれど、
知り合いの庭のパセリは太い木のようになって何年も育っているものがある。その違いはよくわからない。
とにかく種を採ることをパセリでも試してみる、うん。

ベリーの木は低木。
梅の木のすぐそばで花を咲かせて、実をつけているのに誰も食べない。
甘いと思って植えてみたものの期待していた甘さでなかった、でしょうね。
グミの実も少しづつ赤くなってきた。
鳥たちが朝からけたたましく鳴いているのはグミの実の獲得権争い。
赤い色は鳥たちにはよく見えるらしく、
移動できない植物は色を使って種を鳥たちに運ばせる。


Continue Reading

6月おそうじの会

かぼちゃの旬は夏。
冬至のイメージがあるかぼちゃ、じつは9月頃までが旬。

おそうじの会の献立はあっさりしたものが多い。
私が家で作り慣れたものばかりで、パンチはない。
お掃除をして、
座禅をして、
そのあとでいただく料理はこんなものを食べてみたいな、
と思うようなものをイメージする。

それは野菜の甘みとか、
季節の苦味だとか、
ピリッとした辛味だったり、
人生の深みが小鉢に盛られたような献立。
苦味もいいもんだな、強烈ではないけれど、この甘みで十分だな。

少量で個性を発揮するハーブも、調和の意味を教えてくれる。
調和は平等ではないからね、
それぞれが生かし合う時には、
個性が際立ってこそ。
料理は「理(ことわり)をはかる」
理とは宇宙の法則で、
法則に従って生まれた個性豊かな自然の恵みに感謝して料理する。

山東菜と小松菜とチンゲン菜のおひたし
ごぼうと厚揚げの胡麻和え
かぼちゃとクルミの豆腐あえ
人参の梅干しと酒粕の炒めもの
切り干し大根とひじきとレンズ豆の煮物


Continue Reading

今にも雨が降りそうな曇り空の下で

今にも雨が降りそうな曇り空の下で、
小さな赤い花を見つけた。
デイジーかな?花瓶に挿しておいた。
ずっとそこで咲き続けていたはずなのに、今まで気づかなかった。
それも無理ない、この畑の6月を経験してまだ2年目。

昨夜、夫と6月を振り返るような話をした。
数年前は毎週ライブをした年もあったほど6月はライブが多かった。
昨年の庭あそびの場所は上の山の畑で、
車で5分の場所だけど、頭はライブのことでいっぱいで、
今日中に草を刈ってしまわなければと焦るばかりだった。
雑草が勢いづいてからいよいよ草を刈るので、花を見る余裕もない。
この時期の畑を観察できるのは今年が初めて。

季節によって新しい命の発見がある。
そして、そろそろ発見も尽きた頃に季節が変わる。
夏は雑草も木も作物も稲も虫だって変化が早いので発見が多い。
ちょっとだけ見るつもりが長くなってしまうから、
どんな時でも長袖と帽子だけは着用して出かける。
私はコットンに染み込ませたハッカオイルを、
使い終わった帽子の中に入れておく。

赤い花は調べてみたらデイジーとは花びらの数が全然違っていた。
なーんだ、デイジーじゃないんだと言ったのを聞いていたからなのか、
夜になって閉じてしまったまま・・・閉じたまま朝になっても開かない。

Continue Reading

夏至

日本では昼間の時間が1年でいちばん長くなる日、陽性の極み。
夜が短くなる。
夏至がすぎれば小暑、大書と続く。
梅雨と言えど夏に突入していのだと、心に留めておこう。
長野の6月は、朝夕に羽織るものが欲しい。
夕方には温かい飲み物が欲しくなる。

kenは2日間続けて田んぼの早朝草取りに出かけた。
kenのぎっくり腰の始まりは田んぼの草取り作業。
あれから2度ほど繰り返した。
1度目は夏至ライブ当日だった。
2度目はお寺でライブの当日だった。
どちらも音響を担当していたken。
本人ははさぞかし痛かっただろうけれど、
関係者は優しく対応してくれて、おかげで私も救われた。
この先に幾度夏至を迎えたとしても、
夏至といえばこの日のことを一番先に思い出すと思う。
私のターニングポイントになっているのは間違いないから。

今日はおそうじの会の準備に取り掛かっている。
それでも振り返った時に思い出せるように、
普段通りでないことをやっておきたい。
写真家の中川隆さんの「カフラー王のピラミッド」と「イランのルート砂漠」のポストカードを飾った。


Continue Reading

どくだみや真昼の闇にしろ十字 川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

ドクダミの白い花は薄暗い日陰で白く光る。
こんなに可愛らしい花なのに「ドクダミ」とは。
4枚の白い花びらが十字になって光るドクダミを、
暗闇の十字架と呼ぼう。

摘んだドクダミを冷蔵庫に入れておけば臭い消しに。
使用済みペットシーツの袋に入れても、
生ゴミ入れに入れても、臭い消しになる。
根っこをつけたまま瓶に挿して部屋や玄関にも飾る。
草の中でもひときわ個性的な匂いが好きという話じゃなくて、
冷蔵庫に入れても部屋に置いても、
あの香りは全くしない。
地下茎でどんどん増えるドクダミは古来から十薬と呼ばれ、
民間療法で様々な症状を緩和する雑草だ。
十薬となれば不快な匂いだって吸収、緩和するのも納得。
「なるほど」と頷ける。

これから先、ドクダミは「十薬(じゅうやく)」と呼ぶほうがふさわしい。
暗闇で光る4枚の花びらにそっと手を合わせてみたくなるだろう。

どくだみや真昼の闇にしろ十字 川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

Continue Reading
1 2 3 5