死骸

蜂が巣を作り始める頃、まだ巣が小さい時ならば場所によっては「ごめんね」して落とす。
気がつくのが遅くて大きくなってしまった時には”蜂の子が巣から出るまで”なので、よほど危険でなければそのままにしておく。
それは私の、というよりケンの方針。

何年か前、大きなスズメバチの巣がうちの軒下にできた時には業者を頼んで取り除いてもらったことがある。
小学校のPTAが蜂の巣バスターとして見回りをしているので、通学路に面しているうちも何度か蜂の巣を取ってほしいと頼まれた。
それは小さな蜂の巣で、もう数ヶ月で蜂の子が出るときだったために放置したいと区長さんに伝えた。

夏も終わりに差し掛かると、蝉や蜂の死骸を見つける。
今朝、屋根の上に蜂の死骸を見つけた。
まんまるく背中を丸めて、大切なものを抱えるように死んでいる。
今日は雨予報だから、土の上に流されるはず。
土に戻るとき。

そっと、手を合わせた。

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