今日も暖かい1日だった。
深さんは一日中、庭の落ち葉を集めては堆肥箱に運んでいる。

数日前に庭のゴミが片付いたことで(正確には庭の一部)ケンは先の見通しが立ったのか、朽ちた床材を壊したり、廃材をまとめたりと滞っていた作業を始めた。
今年中に残りのゴミ、多分トラック一杯分になるだろう粗大ゴミを業者に依頼する手はずになっていて、いよいよこの先は修理をしたり、作ったりと、やっと描いた庭作りに取り掛かることになる。
私には庭あそび程度だけど、
ケンにとっては自分の根っこと繋がるというか、大きな挑戦というか、私にはそう見える。
ケンの祖父はとてもキレイ好きだったそうだから、
その時の風景を取り戻したい思いもあるらしい。
そして祖母は今でいうところのミニマリスト、きちんと整理された物は少なかった。
私も義祖母のようにしていこうと思う。
2年前、ケンが中学生の頃に作った小屋を壊す事から始まった”大人の庭あそび”。
その時は、私にも描いていた庭があった。
でも描いてきたものを整理し始めると、形に残したいものなどひとつもなかった。
結局は何もいらない、大地が呼吸し始めるのを望んでいる。

この庭を描くのはケンの人生の課題なのかもしれない。
基本的に私は相談されたことに対して意見をいうくらいでいい。
私の希望はゴミが片付くこと、それ以上でも、それ以下でもない。
空いたスペースにはハーブを植えることでゴミを置かないようにするという提案をした。
本当に、何もいらないのだ。

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11月の暖かい日、昨日は貴重な日だった。
それなのに、軽いけれど頭痛。
ここで無理をすると重症化するので午前中は刺激を避けて暗い部屋で休む。
おかげで午後、収納庫の新聞紙や段ボールを紐で結わえて整理した。
暖かいからと、はやる気持ちを抑えて午前中に休んでおいてよかった。

明日、業者が来て庭が片付く。
それまでに家の中を整理して、いらないものは出しておこう。
庭のゴミだけでもトラック2台、積めるかどうか微妙だけど。
庭が片付く日を思うだけで、毎日ワクワクしていた。
心が躍ります。
このブログを始めたキッカケ「大人の庭あそび」がやっと始動するから。
塞がれていた土が顔を出し、陽が当たる。
大地が呼吸を始めるイメージをするだけで、私の呼吸も深くなる。
心が躍ります。

「大人の庭あそび」を計画した頃、
まさか外出を控える時代がやってくることは予測していなかったけれど、
庭の有効利用が時代とマッチしているような気がして、
当初の計画よりも遊びの要素は広がった。
アウトドアは苦手だけど、自分ちの庭なら自分流で楽しめそうな気もしてきた。
心が躍ります。

冬でも、時々やってくる貴重な暖かい日は庭で過ごしたい。
あー、心が躍ります。

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明日は100%雨予報なので、
ケンが仕事から帰るのを待って、
ハザかけした稲にビニールシートをかけにいく。
そうしておけば、明日の雨予報が的中しても大丈夫。

10月も半ばを過ぎれば、夕方は夜へとスピードをあげていく。
今日は気温もグーンと下がってパーカーくらいじゃ防寒にならないから。
17時になると、近くの山々は黒い影になってこちらに迫ってくるように見える。
こんな時、私は決まって毎月配られる市の広報に掲載されている熊の目撃情報が頭をよぎり心臓がばくばくするのだ。
一刻も早く帰らなくちゃと気が焦る。
今月の広報にも近くで目撃情報があったから熊がいることは間違いないのだ。
のんびりしてる場合じゃない。
でもケンは慌てるふうでもなくいつものマイペース。
私と一緒になって怖がられても困るから、
こんな時のケンのマイペース、私にとってはありがたい。

熊は音に敏感なので黙って黙々と作業するのは一番良くない。
私の知る限りの熊についての情報(うわさ話やむかし話も含む)を引っ張り出す。
例えば、熊は一度人間を襲うと味を覚えてしまうこと、そして食べ物だと認識してしまうこと。
冬眠前の熊は凶暴ということ、
熊は人間がいない夜に里に降りてくることもあるけれど、
本来昼行性の熊は薄暗い時間帯に活発に行動すること、
近くで熊目撃があったこと、
もしも熊が寄ってきたら持っている鎌で戦う勇気はあるの?とか、
ぬかるんだ田んぼは走れないよとか、
まさか森のクマさんの歌を信じてないよね?とか・・・
この際、会話はなんでもいいのだ。

暗闇一歩手前になった。
暗闇までのカウントダウンが始まる。

静まりかえる田んぼから高速道路を見上げると、
木々の間からもれる車のライトが点いたり消えたりして見えて、
警告灯のようにも見える。
最後の1本の紐を結び終えて、車に乗り込んだ。

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玉ねぎに薹が立つと、固くなるらしい。
どう固くなるのか、試しに玉ねぎ丸ごとマスタークック で煮てみた。
昆布を敷いた鍋に、十字の切り込みを入れた玉ねぎを並べて上に味噌を乗せる。1センチほどの水を注いで弱火で20分。
トロリとした甘い玉ねぎが煮上がった。
夜になって日本酒のおつまみに最高で、ふたりでペロリと食べてしまった。

食べられないほどかたいのは芽の部分、
煮ても藁を噛んでいるような硬さで食べられない。
実の部分は煮崩れにないで丸い形を残して煮上がった。
と言うことは、実も若干繊維質がかたいのだと思う。

庭に落ちる葉と雑草で作った有機肥料で育てた玉ねぎはどれも小さめだ。
来年は堆肥箱をもうひとつ増やす予定。

他にも、大きくなりすぎた固定種の小松菜、
試しに野沢菜の要領で切り漬けにしたら美味しかった。
ついでに大きくなりすぎた菜花、
青虫がすごくてちょっと引いたけど、試しにに茹でてみた。
これは固くて食べられない。

薹が立った玉ねぎがかたいこと、どの部分が硬いのか、この時期の菜花は無理して食べるもんじゃないこと、大きくなった小松菜でも大丈夫なこと・・・
畑で起きる小さなひとつひとつが今日を豊かにしてくれた。
私と畑の、私と地球の、新たな1ページ。

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おそうじの会から帰り道、アイスクリーム屋さんに行列ができていた。
今日は暑かったからなぁ。
私も冷たいデザートが食べたい・・カラカラ。
集中して火のそばにいる時間が長いときにはひとときのクールダウンが必要。

一番食べたいもの、イチゴだ。
イチゴと甘酒のフルフルデザート!
帰りにイチゴを買って帰ろうと思ったけれど、自粛明けの日曜日とあって農産物販売所もスーパーも駐車場は車でいっぱい。

ラッキーなことに畑に初イチゴ。
酒粕ヨーグルトとモラセスグラノラとイチゴでフルフルデザートを作る。
ほおばると、じわ〜んと染み渡るイチゴの甘さ。
カラカラで動けなかった体が、
「もう少しだけやりたいことがある」という私の意思に従うように動き出す。

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田植えが終わって、つかの間の休息。
ここでのんびりしてしまうわけにはいかない。
このあとやって来る夏の草退治を見越して体力気力充電計画だ。

そのためにはまず、田植えの後はワインで予祝。
今年も収穫が待ち遠しいなぁとか、
今年の苗は元気がいいとか、
あーだこーだと言いつつ、お祝いの雰囲気だ。
ところが、いつの間にか話は「困ったこと」へと変わっていく。
昨年の収穫後、田んぼに蒔いておいた藁がまだ完全な肥料にならず、これが秋の課題であることは確かに問題だ。
藁撒きの方法が間違っていたのかもしれない・・・
なるべくなら大変なことはせず効率的な方法を考えたいなどと、夏を越えて秋の心配が始まる。
ついでに農作業以外の心配まで始まって、
ここまでくると本当は心配することが趣味なんじゃないかと思っちゃう。

おい、予祝ちゃうんかいっ!

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畑のロケットがぐんぐん大きくなっていく。
春の初旬、うちの畑で収穫できる野菜はない。
でも自然の恵みはなんとありがたいことか、
野菜が収穫できなくても、コゴミから始まってフキやウドが食卓を飾る。
不足感を感じないどころか大地からのギフトはご馳走だ。

そのうちに、成長の早い二十日大根やルッコラやロケットなどがそろそろ食べられる頃合いになる。
肥料をたくさん与えれば収穫も早いけれど、循環農法が暮らしの柱になっているのでそれなりに工夫しながらこの季節を楽しみたいと思っている。

落ち葉や草、野菜クズを堆肥箱に積み上げておくと、下から土になっていく。切り返しという作業を繰り返しながら出来上がった堆肥を畑に返していく。
草と言えども畑から持ち出さない、野菜の食べられなかった部分も土に返していく循環農法。

畑の東側にあるハーブ畑は、以前に土を入れ替えた経緯があることがわかった。
隣を流れる川を整備するために使う重機を置いておく場所として畑を貸したそうだ。昔のことで経緯は分からない。
そして工事が終わり、畑を元に戻すためにどこかから土を持ってきたと言うことらしい。
生育が乏しかったのか、大きな野菜に惹かれたのか、化学肥料をバンバン入れて野菜を収穫していた。それをやめてから、しばらく放置しておいた畑だ。
野菜ができるようになるには時間がかかる。
荒地で育つハーブさえ小さく貧弱で、試しに植えた野菜はほとんどできなかった。
土だけの理由ではないにしても、今は急場凌ぎの野菜ではなく土、土を作りたいと思っている。

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庭に小さな黄色い花がひしめき合う5月。
少し摘んではコップに浮かべる。
この甘い香りを嫌いな人はいないと思う。
カップに浮かんだ黄色い花を見ると、どんな時でも笑顔になる。
これをほんの少しだけ摘んでハーブティーを飲みたいと思うなら、
庭のフェアリーが話しかけているに違いない。

イスに腰掛けて鳥のさえずりを聞きながら目を閉じる。

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七輪の使い勝手も少しづつ要領を得てきた。
まず、スキレットでコーンをバター焼きにしてテーブルに置く。
小さい七輪、冷凍コーンを使えば一気に穀物料理が完成。
3日続けて焼いたコーンは全然飽きない美味しさ。
スキレットなら鉄分補給にもなる。
焼いた野菜類は当然美味しいけど七輪が小さくて焼きが追いつかない。
美味しい順で言うならきのこ類がダントツなのでしいたけとエリンギは必須。
しいたけはカサを下にして塩をふる。
遠火で焼くと水分がどんどん出てくる。
しいたけの旨味がカサの裏に水分となって出てくる。
決して裏返してはいけない、旨味がこぼれてしまうから。

野菜類はそのまま焼かず、ホイル焼きにしたり、サラダにした。
タケノコ、茹でたコゴミにオリーブオイルと塩を振りかけてホイルで包み焼き。
子どもや夫のお腹が満たされるまで少し時間がかかるので、私は焼けるまでの間、豆腐の塩麹漬けにオリーブオイルをかけたものやナッツでお腹よりも会話を楽しむ。白ワインとリンゴジュースで割ったものをチビチビと飲みながら。
楽しいので3日でやめてしまうのはせつない。
かといって焼くだけじゃ進歩がない気がして、明日はパスタを茹でてみようと思っている。どこまでも七輪LOVE💖なのだ。

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今日は暑くなる。
北側の庭で過ごそう。
満開のハナミズキの花を愛でてお花見だ。
カゴいっぱいに本を詰め込んで、落花生と・・・
柿の葉とレモングラスのお茶。
ついでに庭の草取りをしたらスッキリした。
普段はなかなか会わない農作業に向かうのご近所さんと立ち話したり、七輪でシシャモを焼いたり、普段はしなさそうなことをいくつかやってみる。

畑ではコゴミが出盛り、ウドもまだ収穫できそう。
ウドが終わるとフキが出盛りを迎えて暑い夏がやってくる。
庭のカモミールが年々増えてきて、もうすぐ一面に咲くことだろう。
植物の世界は宇宙の秩序のミニモデル、
どんな真理を見せてくれるのだろうと観察するとおもしろい。

この先、私たちは多様性に満ちた世界で生きることになる。
人間が決めたルールや価値観で優越を競うような古い考えは少しでも早く捨てたほうがいい。
多様性の中でしか育まれない新しい心の時代がやってきた。
古い考えに基づいた心の在り方を経験してきた世代にとっては痛みを伴うけれど、それが通用しないと気づくためには痛みの体験は必要だったりする。
でも、その痛みは心地よくはないだろうけど、妄想だから心配しなくていいい。

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