だいちゃんとダブちゃんが同じ形で眠る、冬の風物詩。
だいちゃんは一日中のほとんどを眠って過ごす。
食べる量も減ってきた。
永遠にだいちゃんとこのまま一緒にいることはできないんだなと、
私もリアルに自覚し始めた。
撫でたりすることも、顔を寄せることも、ひとつひとつが愛おしい。
寂しいよとか、もっと長生きしてとか、
そういう自分勝手なわがままを願うのはやめようと思った。
だいちゃんは自由。
自身で決めてやってきて、自身で決めて還っていく。
誰かの心に不安を残したまま、還ってなんかいかれない。
見送る私たち家族はこれから少しづつ強くなっていくのだと思う。