お元気ですか。

今年はコロナの影響で、いつもの年とは随分違う春夏を過ごしていらっしゃると思います。
暑さも和らぐ9月になりましたね。

今、あなたのことを思いお手紙を書いています。

体の具合はいかがですか?
これからは少しづつ過ごしやすくなりますね、
夏の疲れもおありでしょうから、無理をせずに過ごしてくださいね。

あなたは「この世界にはあなたが望むものは一つもない」と話していましたね。
あの頃の私は夢や希望がたくさんあったので、あなたが世捨て人のように見えてしまい、この言葉の意味を真剣に考えたことがありませんでした。
でも年を重ねて、自分が描いていた夢や希望が薄れてきた今、ずっと自分が求め続けてきたものが何だったのかと自問するようになりました。
夢や希望が、私が本当に求めていたものの代替品のようにも見えてきました。
そして、私が本当に求めていたものはいつも私のすぐそばにあったことにも気付いたのです。
あなたの言っていたことが、やっと腑に落ちました。

人生と呼んでいるものが時間軸に起きるドラマだとするなら、
もっと早くに、あなたの言葉の意味と真剣に向かい合っていたら私の人生も違ったものになっただろうと思うところですが、人生の意味についての考えが変わりつつある私には気づきの早い遅いはあまり意味がないのです。
あの時の私には必要だった夢や希望が、実は自分を、ある時は他者を傷つけたりしていたのだと気づくことがありますが、この経験はすべて愛と赦しの経験にしていくことができるのだということもわかってきました。

決して無理強いすることのない、あなたの言葉はこの先も私の心の中に、あなたと共にあります。

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