9月, つぶやく:桐の自粛生活

スズメバチがガラス窓に張り付くように巣を作ったというネットニュースを見た。
専門家が見ても奇跡的なことらしい。
最初は怖かった家主も、家の中からスズメバチ一家の生活を観察できるとあって、そのまま観察を続けているうちに、一生懸命に生きるスズメバチに親しみを覚えるようになります。
そして子が飛び立つ11月まで見届けると言う。

専門家が言うには、このスズメバチはキイロスズメバチのような凶暴さはなく、攻撃性もないと言っている。

この世界に無意味なことはひとつもないと言われるけれど、
意味は自分で決めていい、そして人間には決められる。

うちは小屋の中で、桐の木がスクスクと大きくなり出した。
庭の桐の木の根っこが小屋の中まで伸びていて、これまでにも生えてきてはいる。
スズメハチのように期間限定というわけにはいかず、成長の早い桐の木は放っておけばすぐに屋根を突き抜けてしまう勢い、どこかで切ることになる。

日々の暮らしに”自粛”のふた文字が但し書きがされた。
猛暑の夏にマスク着用の買い物もうんざりだから、控え気味。
旅行の計画も開放的なイベントも白紙になってつまらない上に、いつまで続くかわからない自粛生活が追い打ちをかけて、閉塞感が漂っている。
我慢強く、健気に、あきらめないで生きることを強いられているのか、
ポジティブさが時々ウザくなる。
この世界をそーっと通り過ぎて行きたい気分。

桐の葉も自粛生活。
窓越しに映る桐の葉が閉塞感のある自分と重なって見えるし、
「元気を出して」と言っているようにも見えるし、
「くじけない」と言っているようにも見える。

あなたにはどんなメッセージが聞こえてきますか?

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