外出を控えるようになって、家ごはんが充実しはじめているらしい。
調理家電がスゴイ売れ行きだそうで。
わたし的に充実した家ごはんとは、
「最高判断力メニュー」と呼んでいるもの。
マクロビオティックレシピの中で最も基本的と言われるものは、
油は使っても少量、そもそも食材の中に含まれる油分だけで十分なのだから。
甘みは穀類の甘み、次に野菜の甘みで十分。玄米がすでに甘いし、小豆もとても甘い。
最初の頃は、そんな事を言われても食材の中の油なんて味わえないし、穀類の甘みも小豆の甘みも、そんなもの一切感じなかった。

それでも根性で基本的レシピに忠実に従った。
それが正しいことだと思っていた。
理論が正しければ私が我慢していることには目をつむってよいという自己虐待をした結果、自己崩壊寸前に。
それでもマクロビオティック理論に惹かれた私は、美味しいと思いたい、このトンネルから抜け出したいという一心でレシピ本を真似たり、ネットで検索した料理で崩壊を免れ、諦めずに半歩前に進んだ。

普通にアニマルフードを食べている人も「これは美味しい!」という大豆タンパクの揚げ物に質の良い油を使ったドレッシング、マクロビオティックではオプションとされている甜菜糖やメープルシロップを使ったスイーツ。
我慢のない、家族が喜ぶマクロビオティック料理に落ち着いたときの満足感、充足感にしばしくつろぐ。
でもこれは移行食であって、実は、そこからは引き算が始まる。

何がきっかけになるのかは人それぞれだけど、
私の場合には主食、玄米。
バランスシートでは食事の4〜6割を主食となっているので、どうしても主食の玄米が一番美味しいと感じる副菜を食べたくなる、作りたくなる。
ごま塩はいちばんというのは当たり前、シンプルなものが玄米の甘みには合う。
副菜を変化させるために、移行食中もまずは玄米をしっかり食べる。

そして、美味しい!と作っていたものから引いて、引いて、引いて行くと、最初の最も基本的と言われるものに帰って行く。
あまり美味しいと思えないのに理論だけで食べていたものが、油も甜菜糖も使わず、満足して飽きがこない、味覚的にも理論的にも最高判断力がなせる陰陽調理だったと知ることになる。

ご馳走が並んだテーブルに切り干し大根が並んだとしても、最高判断力によって調理されたマクロビオティック料理が劣るということはない。
のど元過ぎて、体の中で食材が細分化されて、きれいな血となり、細胞は臓器を強めていく。臓器が滞りなく機能することで正常な判断力を身につける。
この状態を健康の基準にした。

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