7月, つぶやく:コンサートの思い出

ラジオを付けたまま眠ってしまった夜中に、
なつかしい歌が聞こえてきて、目を開けないでしばらく聞いていた。
松山千春さんだ、と思って歌が終わるまでは聴いていた気がする。
その声に昔のことを思い出したところまでは意識があるのだが、
その後は意識と夢の境界を彷徨った。

思い出したのは子どもが5歳の頃、ママ友から松山千春さんのコンサートがあるから一緒に行かないかと誘われたこと。
一緒に行くメンバーの中に会場近くに住んでいる人がいて、私は面識がないのだけれど、その方のお母さんがママ友の総勢6人の子ども達を預かってくれるというのだ。
子ども達同士は顔なじみだから寂しくもないだろうと、お言葉に甘えてコンサートに行った。
最初は気がかりだったけれど、コンサート会場の熱気と久しぶりの開放感で、心配は吹っ飛び、コンサートが終わっても興奮冷めやらずで独身時代に戻った気分だった。
急いで預かり先のお宅に戻ると、何やらお母さんが疲れた顔をしている。
大丈夫とは言っても、知らないよその子どもを預かるのは大変なことなのだ。
申し訳ない気持ちだった。
チャイムを押すと、すでにリュックをかけた帰り支度の子ども達が玄関先に集まってきて、夜が遅いこともあってが私たちの興奮とは真逆の静かな雰囲気。
子どもの顔を見た時、罪悪感でいっぱいになって私のコンサートの余韻はあっという間に消えた。
他のママ友達がどう感じたかはわからない。
羽根を伸ばしたいという気持ちは心の奥にしまいこんだ思い出が松山千春さん。

夢の中で私は、罪悪感を持った私に、
「罪悪感は幻想、錯覚です。
羽根があるのにのばさないのは何故ですか?
羽根があるのは、必要があるから付いているのです」
と話していた。

その名古屋でのコンサートはというと、
トークが多くて感動よりも笑いの連発ライブだった。

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