5月, つぶやく:ぜんざいに炊いた餅きび

少し肌寒い朝。
餅きびを炊いた。

新型コロナの感染者がゼロの岩手県。
岩手県といえば私の中でピンとくるのは雑穀。
雑穀は食糧難や飢えと結びついているらしく、今でも高齢の方は雑穀を食べることに抵抗があるらしい。
でも時代は変わったのだ。
多様性を失った世界の救世主「雑穀」は、荒地でも山間部でも栽培できる穀物。栄養価は高く、そして収穫した雑穀は30年から40年保存できるらしい。

そろそろ田植えのシーズンになるけれど、米つくりを手伝いながら思うこと。
先祖から受け継いだ水路など田んぼがあることは豊かなことだ、感謝している。
その反面で、水路の管理や田んぼの土手の草刈り、夏の草退治など、田んぼを引き継ぐということは農作業も引き継ぐ覚悟も必要になる。
失敗もしながら田畑の農作業を日々の暮らしに定着させていく。
昔、両親が親戚と共にお弁当を持ってハイキング気分で楽しみながらやっていた農作業の風景。
時代は変わり機械を使って農作業の効率化を進める息子たち。
親と比べて歩かなくなった息子は持久力もないのだ。
そしてその孫は農作業を引き継ぐのか、それはわからない。
環境はどんどん変化する。
先のことは誰にもわからない。

黒砂糖で煮たぜんざいに炊いた餅きびを浮かべてほおばる。
キビの苦味に体が目覚めていく。
どんな目覚めも、その前には何かしらの抵抗があるもの。

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