10月, マクロビオティック:田中愛子先生の言葉

とてもかわいらしい雰囲気のマクロビオティックの田中愛子先生。
私の持っているマクロビオティック本の中の愛子先生は、
心と体のバランスのとれた笑顔で微笑む。
私が手帳に書き込んだ愛子先生の言葉
「真の自由人になるためにマクロビオティックの考え方、実践がある」

マクロビオティックで食べてはいけないとされているものを徹底的に排除し、
頭の中は理論でガチガチ。
顔つき険しく、顔どす黒く、覇気もなく。
それでも、私は自分が健康体であることを疑わなかった。
私の行く道は長く暗いトンネルだけど、
頑張って歩き続ければ出口には自由という光があるに違いないと、
疑う事もなかった。
真の自由人とはトンネルの出口にこそあるのだと思っていた。

真の自由人の意味は、今もよくわからない。
数年前に愛子先生は亡くなられた。
昨年、ご高齢になられてからの愛子先生を訪ねた方の話が雑誌に掲載されていた。
ファミレスに行くと愛子先生はハンバーグを頼んで食べたのだとか。
そういえば桜沢如一先生も大福が大好きで、
どうしてもやめられず失敗した経験があると聞いたことがある。

その時、手帳に書き込んだ「真の自由人」という意味を理解したいと思った。
それはハンバーグや大福を食べたことじゃないと思う。
あんなにダメダメが多くて厳しいマクロビオティックの大先生が、
ハンバーグや大福を食べたことなんて隠しておけば良いものを、
堂々と豪快に笑いながら話していることだった。

自分を全うする自由こそ、真の自由なのかもしれない。

関連リンク