7月, つぶやく, 留め帳:沈黙の銀河の滝

名立帰山先生の作品展の最終日に、
夏越の大掃除を終えてから出かけた。

早い時間だったこともあってカフェには私ひとり。
若い頃の帰山先生の絵を見るのは初めてかもしれない。
スケールの大きさに驚き、
イケメンの帰山先生の写真にトキメク。
「銀河の滝」が見えるテーブルに決めた。

毎年7月に不動の滝(小諸市)で滝行を続けて9年になる。
椿大神社の山本宮司の指導のもと、小諸市の菱野地区の皆さんの理解を得られて続けられている神事には小諸椿会の成り立ちも含めた長い歴史がある。
毎年7月は滝の掃除など、滝開きに向けて小諸椿会が動き始める時。
帰山先生の娘で俳優の吉祥美玲恵さんと、初めて会ったのは9年前の小諸の滝行。その間にご縁はどんどん広がり成したことは書ききれないし、思いを共にしてきた時間は何にも代えがたいと思える存在。
個展は定期的に吉祥美玲恵さんのプロデュースで開催される。
娘の美玲恵さんの父と作品への思いが溢れた個展。

名立帰山作「銀河の滝」
本当にこの滝があるのか、
想像の滝なのか、
罪穢れを流す勢いで描かれた滝は7月の滝を待つ私に火をつけた。
今年も一緒に滝の禊をする吉祥美玲恵さんの滝への思いも重なる。
銀河の滝の横には観音さまの絵がかけられていて一層引き締まる思い。
私の7月。

滝の中に入ると水の音は想像をはるかに超えて大きい。
滝にしばらく留まると音は聞こえなくなって、滝と私の時間が始まる。
普段空気を意識しないように、当たり前は沈黙になる。
水墨で描かれた沈黙の中の水しぶきに目が覚める。

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