10月, マクロビオティック:台所から社会をかえる食材のえらび方

マクロビオティックでは陰陽のものの見方で考え判断し選びます。
食材はなるべく自然なもの、オーガニックのものを選びましょう。
今の私の選択は必ずしもオーガニックではありません。
旬の食材であれば家庭菜園で、また農産物直売所も利用します。
どんなものも過信せず、盲信せず、自分の直感を信じてチョイスしていく。

既存の社会に対して大きな反対運動もせず、遠くへ出かけることもなく、台所から世界を変えることができるマクロビオティックのものの見方。私たちが日々食べるものをマクロビオティックのものの見方で選択する物事が世界を作ります。湧き上がってくる疑問もそのひとつです。

自身の保身でなく、未来の世代の健康を守る選択ができているだろうか、
使っている洗剤は大切な水質を変化させてしまわないか、
農薬は自然の循環を無視したものであり、さらに地下水の汚染にもつながっています。ゴルフ場の建設も同じように水質汚染を招きます。
有機野菜を購入することで、土作りをして表土を守り化学肥料を必要としない農業を応援することにつながります。
厳しい基準を満たした食品であることで信用と安全を食卓に
・生活から健康を損なう危険を減らすことができる
農薬は神経系、免疫系の疾病となって現れる
・農家の健康を守ることができる
農薬のいちばんの被害者は生産者であること。消費者の立場でできることは農 薬を使わない作物を購入すること。農家の手間に対しては相応の金額を払う。
・オーガニックは美味しい
オーガニックのものは適度に締まっていて味が濃い
・オーガニックは栄養が豊富である
・社会のシステムとして、真の経済を代表する P25
・生物多様性を保護する

■これからの価値観
野菜は減農薬のもの、加工は化学物質を使っていないもの、肌につけるものは自然素材のものを選びましょう。
科学的な匂いも空気を通して体内に入ってきます。
いい香りの掃除用品、洗剤なども気をつける必要があります。
化学物質の影響を一番受けるのは子どもたちです。子どもたちの集中力が低下してきていることも環境の変化と無関係ではないように思います。

■身土不二の考え方
食べ物は暮らしている土地のものが基本ですが、優先順位があります。
以下、自分の暮らす場所に近いところで手に入れる必要のあるものから記します。
1. 水ーその土地の水。私たちの体の80%が水でできていますから80%環境と調和していることになります。
2. 新鮮なもの、繊細なもの、腐りやすいもの
果物、野菜、動物性食品
3. 自然な方法で保存可能なもの
ドライフルーツ、豆、ナッツ、海藻
4. 自然に加工された食品
味噌、漬物
5. 塩 一番遠くて良い

地球上は赤道を境に北半球、南半球に分かれています。
いちばん遠いところから手に入れてもよい塩ですが、北半球に住むひとは北半球の塩を手に入れましょう。
ちなみに日本は四季のある温帯性気候です。
精進料理に代表されるように、季節の食材をつかいバラエティ豊かな料理です。
海に囲まれているので陽性の魚介類も生(陰性)で食べます。
穀物が主食ですがおかずのバラエティが豊かです。
豆製品、ナッツ、季節の果物、季節の野菜、動物性食品少し、肉よりも魚を少し、魚よりも卵や鶏肉。
ダイナミックな料理としては伝統的な日本料理、懐石は季節のものを使います。春夏は生や火をあまり使わない調理法で、冬は長時間火にかけたおでんや鍋料理、うどんなど、季節に合わせた料理法がとられています。
しかし現代は西洋的な食べ方が主になっています。
欧米の栄養学がやってきて動物性食品が増えました。
その影響で体は硬くなり、いつも緊張しています。
コレステロールがたまると体は硬くなります。
しんどくなった体は自然にゆるめる食べ物を欲します。
そしてそれは美味しく感じますしひとときリラックスさせてくれます。
砂糖、トマト、バナナ、コーヒー、紅茶、カレー・・・
なぜトマトが欲しくなるのか、なぜじゃがいもがほしくなるのか。
砂糖の極陰と、動物性食品の極陽がバランスをとりはじめると、気づかぬうちにハイカロリー食になっていきます。
動物性食品にコーラ、味付けにケチャップ、塩分も多くなっていきます。
カロリーは高いが栄養が少ないのでサプリメントが必要になります。
全くやめる必要はありませんが、すこしずつ自分のペースで楽しみながらおいしい穀物料理を勉強する、おいしい豆料理、おいしい海藻料理、美味しい野菜料理を。そして心が楽になります。

気候によって食べるものは違います。
赤道付近の熱帯性気候の国々ではスパイスをたくさん使います。熱帯性の果物や野菜は陰性がつよく体を冷やしてくれる性質のものです。
暑い国ではスパイスを使った料理で汗を流します。汗が蒸発するときに体の表面の熱を奪って冷やしてくれるからです。クールダウンする現象です。
ベジタリアンが多いのも熱帯性の地域です。さっと炒めたものも多いです。
反対に熱が中にこもった場合には体温が上がります。
寒帯の極致に住むエスキモーや北ヨーロッパでは体をあたためる強い力の動物性食品を食べます。そして長時間火を入れる料理も多いです。

 

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