9月, マクロビオティック:魚を食べるとき

海沿いの町では新鮮な魚が郷土料理になっています。
郷土料理の様々な調理法や食べ合わせには陽性の魚を食べるための知恵が備わっています。
流通がさかんになり、物質的に豊かになると環境に合わせた知恵を無視した食べ方になっていきます。
寒くて雪が降るような季節でも健康法と称した情報番組で「バナナがいい」と言えばスーパーからバナナが消えるほど食べる人が増えるというようなことが起きるのです。それでも何とかバナナを探して食べ続けます。
自分の命がバナナで保たれているかのような妄想は狂気としか見えません。
環境と私たちは切っても切れない関係性です。
温帯に住む日本人は基本的には動物性食品は必要ありませんが、昔から郷土に残る調理法に基づいたものであれば陰陽のバランスがとれているものです。
そして、貪る心を戒める伝承や信仰が日本には数多くあります。

そういったこととは別の機会で動物性食品を食べる場合には魚料理を選びましょう。
肉料理と魚料理を選べるようになってきましたから、みんなでいただく席では楽しんでください。ベジタリアン対応のレストランも多くなってきましたから、自分が中心になって、そういったレストランで集まりをするのもいいですね。
「ベジタリアンは鳥の餌のようなごはんを食べている人」というイメージをもつ高齢者に出会うとご馳走したくなります(笑)
一番大事なことは感謝すること。
どんな場合でも調理された命、食卓にある食材がやってくるまでにどれだけの人たちが関わってくれたのか、想像してみてください。
動物性だろうが植物性だろうが、どんな時も感謝していただくことは同じです。

チョイスできるときはヒラメなどの白身の魚がベストです。
魚の中でも赤身の魚は、海の中で泳ぎ続ける魚ですから動物性の中でも陽性です。動きの少ない白身魚をオプションとして選びましょう。
強い陽性食品ですから、陰性のものと組み合わせて下さい。
サラダを合わせる、鍋にする、体に入った油の消化を助けてくれる大根おろしやレモンを添えるようにします。魚にお酒(陰性)をふったり、しいたけ(油を落とす)をのせたりと、様々な陰性の中から創造的に組み合わせます。

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