8月, マクロビオティック:陰[yin]と陽[yang]

陽性
比較的成長が遅い/有機野菜/アワ/ヒエ/キビ/堅いもの/焦げた苦味は陽性が強い/たんぱく質/食材に火が入るほど陽性/えび・かに/チーズ/固い/重い/乾燥/ミネラル/10分以上煮ると陽性に変化する

 

陰性
成長が早く大きい/もやし/たけのこ/きのこ/アスパラ/きゅうり/トマト/なす/夏野菜/化学物質/とうもろこし/たかきび/やわらかいもの/香りの強いもの/熱帯でできるもの/レモングラス/バジル/みょうが/しそ/ハーブティー/コーヒー/辛み(香辛料などスパイシーな辛さ)/脂肪/きゅうりのアクの苦味/やわらかい/軽い/広がっていく/湿度/甘味料/「消化」は陰性の働き

この世界は締まる作用(陽性)と広がる作用(陰性)がバランスをとって存在しています。人間の体もバランスをとって存在していますが、バランスが崩れたときには何らかの形で知ることになります。
何が必要かを知識として知らなくても体は知っています。
たとえば、固く乾燥した塩気のおせんべいを食べたとき、適量ならば問題にはないでしょうが、食べすぎたときには体がシグナルを出します。
お茶やジュースが大量に飲みたくなりますが、それは自然にバランスをとっている体のメカニズムなのです。
陰陽でみると陽性のおせんべいを食べたことで陽性に傾いた体はゆるめる作用の陰性である水分を欲するというわけです。
本来ならば中庸に戻りたいのですが、飲み物の量、質によってはより陰性のほうへと傾きます。傾き過ぎれば振り子の揺り戻しのように大きな振れ幅でバランスをとります。振れ幅の大きさは感情などにも影響し、気分が高揚したり沈んだりを繰り返すことにもなってしまいます。

肉はマクロビオティックでは体に影響の強いものの分類ということを覚えておいてください。
高たんぱく質で脂肪分も多く、コレステロール(硬い脂肪分)も含みます。
また固いこと、ナトリウムが多いことから強い陽性の食品です。
オプションとして肉を楽しみたいときには陰性の作用を組み合わせること、
消化しやすい形にすることです。
食べ合わせとして水分の多い食べ物、強い甘み、強い酸味を組み合わせます。
熱帯地方のくだものや野菜を組み合わせることです。

肉料理にハーブを合わせるのは陰陽調和のためです。
カリウムとナトリウムはどんなものにも入っているミネラルですが、その含有量で陰陽を見ることができます。
カリウムの多いものは陰性、ナトリウムの多いものは陽性です。
夏に陽性のものを食べると体に熱をため込み暑さを感じます。
季節にあわせて陰陽の性質を活かした生活をして体を環境に合わせます。
雑穀は寒い地方で育ちます。
品種改良によって寒い地方でもお米の収穫が可能になりましたが、雑穀は昔から寒い地方でたくましく育っていました。
玄米に比べて粒が小さいことから雑穀は陽性です。
雑穀の中でもトウモロコシやたかきびは粒が大きいので陰性です。
豆と穀物では油の含有量や大きさなどから判断すると豆が陰性です。
海藻にも陰陽があります。
ミネラルの多い海水の中で育つ海藻は陽性です。昆布やひじきのように硬い芯をもつ海藻はわかめと比べてより陽性です。
地上近くにできる丸い野菜、たまねぎ、きゃべつ、かぼちゃは中庸で、体の真ん中に作用します。胃や膵臓を癒す働きがあります。
膵臓は血糖値のバランスを保つ臓器ですが、疲れやすかったり冷え性の人は膵臓のスペシャルドリンクとして甘い野菜のスープをおすすめします。
土の中にできる根菜は固く下に伸びるエネルギーですから陽性です。
その性質は腸から下の部分に対応して、その部分を強くします。
葉物野菜は上に伸びるエネルギーの陰性で、軽いエネルギーは心身をリラックスさせる性質があります。
難しく考えずに、まずは上に伸びる葉物野菜、地上近くの丸い野菜、下に伸びる根菜類をバランスよくとることを心がけます。

例外として、
じゃがいもは地上近くにできる丸い野菜ですが、他の丸い野菜と比べてカリウムが多いため陰性に属します。
体調によっては避けたほうがいい場合もあります。
果物は陰性ですが、日本の気候でとれたものはガイドラインに従い週に数回程度、または体調をみてときどきは食べてもいいです。熱帯産のマンゴー、バナナといったものは極陰性で急激に体を冷やすので注意です。

 

 

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