8月, マクロビオティック:個人がバランスを取り戻し調和のとれた社会へ

食べることは体にとっては栄養を吸収することですが、心にとっては楽しみです。どちらか一方が我慢しているとしたら、実はどちらも機能できないのです。
お付き合いもできない程にこだわりすぎたり、献立を巡って家族が対立したりすることは柔軟さを欠いている不調和の状態です。
どんな時でも正しさに盲信していはいけません。
どんな物事にも陰陽があることを肝に銘じて。
そしてどんなに良いことでも「〜のしすぎ」はバランスを崩すのだということを覚えておきましょう。

そもそも食べるとはどういうことでしょうか。
「人間は環境と食べ物でできている」をもう一度考えてみます。
環境には、まず自分に直接関係するものがあります。家族構成や学校や職場、社会のコミュニティ、グループなどです。
食べ物は動物、植物、加工したものなど多種多様なものを食べています。
水は意識的に、空気や酸素、光、音、香り、映像は無意識ですが取り入れています。環境と食べ物で出来上がった人間は、ひとりとして同じ状態の人はいません。ひとりひとりの状態は何をどう取り入れたかによって千差万別なのです。
体の状態は、表情にも表れますし、不調や病気となっても表れます。
心の状態は、思いや考え方となって現れますし、動作には早い人もいれば遅い人もいます。創造においては芸術や料理などにも現れます。
心身に問題を抱えているとき、様々な問題の元はバランスを欠いた考え方から、派生していることがあります。
桜沢如一先生は自分の病気から食べ物の大切さを知り、久司道夫先生は戦争の問題から「世界が平和になるためにどうしたよいか」と考え、食物が大切ということに至りました。
ひとりひとりが取り入れた環境と食べ物は、やがてその人の思考となり、類友は団体をつくり広がり、やがて世界が作られます。
個人がバランスを取り戻し調和のとれた社会へと変化するために、食事こそが自分自身でコントロールできる手段です。食事は年齢性別問わず普遍的に繰り返します。また個々で選択できる自由があります。

マクロビオティックは「バランスをいかにとるか」という方法論です。
簡単で家庭的な方法でバランスをとります。
毎日のことですからむつかしくてはできないのです。
食事をいただくときには自然のめぐみに感謝し、よく噛んで食べることを心がけることです。

 

 

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